芥川賞作家である金原ひとみさんは20歳と5か月で芥川賞を受賞した天才女性作家です。
これは最年少受賞記録の第2位になります。
ちなみに1位は綿矢りささんの19歳11か月です。
これまでに数々の作品を描いてきた金原ひとみ作品の中でも特に〇〇賞受賞作品を紹介していきます。
・金原ひとみさんの受賞作品が知りたい
・金原ひとみさんの作品でおすすめが知りたい
これらに興味のある人におすすめの記事です。
蛇にピアス
ルイはアマのスプリット・タンに惹かれ、シバさんの指導の下、自分の舌にもピアスを入れる。さらにシバさんに、背中に麒麟と龍の刺青を入れてもらう約束も取り付ける。しかし、アマと喧嘩した暴力団風の男の死亡記事を見てから、ルイに不安が襲い始める。
蛇にピアス Wikipedia
この作品で2003年にすばる文学賞、2004年に芥川賞を受賞しています。
金原ひとみさんのデビュー作です。
2008年には吉高由里子さん主演で映画化もされています。
トリップトラップ
主人公マユの成長と、葛藤、苦悩を描く全6編の短編小説です。
特にマユが旅とともに成長していく姿はこの本の見どころであり真骨頂です。
2010年織田作之助受賞作品です。
マザーズ
金原ひとみ作品は内容が濃くて、衝撃的な作品も多いですが、この作品もまさにそれにあたります。
衝撃のデビュー作から約10年、私生活でも出産などを経て成長していった作者の自叙伝に近い作品です。
僕、個人的にはこの作品を見れば金原ひとみ作品のスタイルがわかると言ってもいいくらいの集大成な作品です。
2012年ドゥマゴ文学賞受賞作品です。
アタラクシア
この作品のテーマは主に不倫です。
6人の男女が織りなす物語は必見です。
恋愛遍歴も豊富で経験値も高い作者であるからこそ描ける作品です。
2020年渡辺淳一文学賞受賞作品です。
アンソーシャルディスタンス
全5編からなる短編小説です。
小説の中でも特に短編小説は読みやすいので好きですが、この作品はテンポよくすらすら読めるのであまり本を読まない人にもおすすめです。
物語のいくつかはコロナ禍における閉鎖的になってる世の中を背景に進むストーリーもあり面白いです。
中でもアルコールにおぼれていく女性を描いた「ストロングゼロ」は是非読んでもらいたいストーリーです。
まとめ:芥川賞作家である金原ひとみ作品は読む人を引き付ける
今回は金原ひとみ作品の中でも特に受賞歴のある作品を中心に紹介しました。
金原作品は男女の恋愛、葛藤、苦悩、など人間ドラマを描く作品が多いです。
作品の中には衝撃的な展開も多く読む人を選ぶ作品もありますが、弱冠二十歳で芥川賞を受賞しただけあって面白いです。
金原ひとみ作品は短編小説もあるので、金原作品を読んだことない人にもおすすめです。
金原ひとみ作品以外のおすすめの本も書いてるので気になる人こちらの記事も読んでみてください。
この記事はこれで終わりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^)v
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