手塚治虫の晩年の大作「アドルフに告ぐ」という作品がありますが、これは実話ではありません。
手塚漫画のオリジナルストーリーなので、つまり「フィクション」です。
実際に読んでみるとスケールの大きさに圧倒されて実話のように感じる人も多いと思います。
実際に僕も最初に読んだときは実話かと思ったほどです。
今回は「アドルフに告ぐ」が実話じゃないの?と言われるゆえんを3つ解説していきます。
この記事は「アドルフに告ぐ」に興味がある人におすすめの記事です。
アドルフに告ぐは歴史上の人物が登場する

アドルフに告ぐは歴史上の人物が何人か出てきます。
アドルフ・ヒトラー、リヒャルト・ゾルゲなど歴史上の人物が登場し、オリジナルキャラと物語で交差していきながらストーリーが進んでいきます。
人物以外にもナチス、ゲシュタポ、特高警察など実在した組織も出てきますが物語自体はフィクションです。
物語は第二次世界大戦を背景に進んでいく

アドルフに告ぐの物語は第二次世界大戦突入から終戦までを主に描いています。
物語も歴史通りに進行していき、出来事や事件なども描かれてるシーンもあるためあたかも本当にあった話のように進んでいきますが、歴史上の人物や、出来事以外は全て手塚先生のオリジナルであり創作です。
フィクションとノンフィクションを上手く融合させたオリジナル漫画です。
アドルフに告ぐは手塚治虫の幼少期の思い出も入っている
アドルフに告ぐ自体は完全フィクションになりますが、物語は神戸が舞台となっています。
作者は幼少期に兵庫県の宝塚市に住んでいたため、過去の思い出を少なからず本編に入れてあります。
それらの幼少期の思い出が漫画を描くときに強く表れ読者に実話と思われていたのかも知れません。
まとめ:アドルフに告ぐは実話とフィクション融合したオリジナル漫画
歴史上の人物や、出来事をそのまま漫画にする作品は多くありますが、このアドルフに告ぐは実話とアイデアを組み合わせたオリジナル漫画です。
歴史から逸脱してるかと思いきやそうでもなく、史実を上手く組み合わせながら描かれるこの作品は手塚治虫漫画の最高傑作と言っても過言ではありません。
手塚作品はアイデアや発想がすごく高いなと思う作品が多いですがこの作品もまさにそれです。
生前に手塚治虫自身がインタビューで「アイデアはバーゲンセールするくらいある」と答えていたのが今でも印象的です。
生涯で600作以上の作品を残すことができたのも類まれな発想力とアイデアがあればこそであり、神様と言われるゆえんでもあります。
さてこのアドルフに告ぐですが残念ながら今のところ無料で読むことはできません。
調べたところKindle版だとお得に読めるのでおすすめです。
その他中古などであれば古本屋などでさらに安く購入できることもあるかもしれませんので価格を抑えたい人はそちらもチェックするのもありです。
アドルフに告ぐがどれほど面白いかについてはこちらの記事で書いてますので気になる人はこちらも見てくださいね。
この記事はこれで終わりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^)v
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